人って見たいものしか見てないよなぁ。
と思った事が最近ありました。
息子が学校の授業で、家族を題材にした作文を書いてきたんです。
でも息子はその作文をすぐに机のひきだしにサッと仕舞い込みました。
「ママ!(ママ以外には)誰にも見せないで、恥ずかしくて爆発しちゃうから。」と
なんだよ~凄くよく書けてるし、皆に見せたらよいのに。
その作文がとても良く書けていて、面白くて、すぐにでも家族にシェアしたくて
ウズウズしてたんです。
でも見せたくない息子。なんで~~??
後になってよくよく考えると
作文の内容はちょっとだけ脚色してあったんです。
事実より、ほんの少し学校の先生ウケしそうな、カッコつく内容に。
私としては、文章が上手に書けている事や、
コロナでなかなか会えていない、離れて暮らす家族の事を思い出して書いてくれた息子が誇らしく、
他の人にも見せてあげたいと思っていたのですが。
どうやら息子は違った様子。
構成の段階のメモ書きには、何度も書き直したであろう消しゴムと鉛筆の跡がありました。
本人としてはとっても悩んで書いた。
事実とちょっと違う事を書く、少し色をつける。
という事にものすごく後ろめたさを感じていたのかもしれないなと。
沢山悩んだであろう筆跡を見つけて、
あ~~~私、おもいっきり自分の目線でしか見れてなかったな。
と反省するのでした。
1枚の作文用紙
綺麗にまとめられた文章
でもそこに行きつくまでに、悩みに悩んだ8歳の頭の中を想像して
胸がキュンとなるのでした。
子どものころの視点って、いつの間に忘れてしまうんでしょうね。
一つの出来事を多方面から見ていきたい。
知らずしらずのうちに、視野は狭くなってしまうから。
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